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- 当院の7つのこだわり
はじめに
予防歯科が発達した現在、虫歯や歯周病は、その多くがコントロールできる病気となりました。
しかし、歯は残っていても、今度はそれによる様々な「新しいトラブル」も増えてきました。
特にコロナ流行以降、ストレスによる「食いしばり」や「歯ぎしり」などから、歯の破折やヒビ、知覚過敏、咬合の違和感などのトラブルを抱える患者様が、急激に増えてきました。
これらのお口のトラブルは、従来の虫歯や歯周病と違い、はっきりと疾患として目に見えない場合も多く、難診断、難治症例として慎重に診査診断をして治療にあたる必要があります。
当院では、それらのトラブルに対し、口腔内写真やマイクロスコープ、ルーペ、歯科用CTなど最新の機器を用いて、トラブルの原因を解明、説明をし、皆様に喜んでいただける医療を提供できたらと考えております。
1.ていねいな治療へのこだわり
当院では、ひとりひとり時間をかけて、できるだけていねいな治療を心掛けています。
長い場合は、1時間から1時間半ほど治療の時間をかけさせて頂くこともあります。
そのため、1日で診療できる人数が限られるため、現在、予約が大変取りにくい状況になっております。治療の内容にもよりますが、おおむね予約は3週間から1ヶ月に1回程度となっております。あらかじめご了承下さい。
もちろん、痛みがある、とか、歯肉が腫れた、歯が外れた、等の応急対応は、できるだけすみやかに行いますので、遠慮なくご連絡ください。
2.痛くない治療へのこだわり
当院では、できるだけ痛くない治療を心掛けています。
お口はとても敏感な器官なので、まずは細心の注意を払って、痛みが出ないようにていねいにあつかう事を大前提にしています。
そして、痛みを伴う治療はもちろん、従来の治療では麻酔を使わなかった様なクラウン(かぶせ物)や詰め物を外す時、あるいは神経を取った後に根管治療を行う際にも積極的に麻酔をさせて頂いております。
3.診断と説明へのこだわり
当院は、まず病気の診断と、その結果および原因の説明、そしてその情報共有を、治療開始時にもっとも重要と考えています。
そのため、初診時に、レントゲン写真、および口腔内写真を撮らせていただきます。
口腔内写真は規格化されており(原則大人9枚、子供5枚程度撮影いたします)、術前術後等の比較も経時的に観察できるようにしております。
それらを基にして、初診時、治療にかかる前にカウンセリングを行うようにしています。
4.MI治療(最小限治療)へのこだわり
定期的にバイオフィルムを除去する事で、虫歯や歯周病になる可能性は大幅に減りますが、残念ながら絶対に虫歯にならないという訳ではありません。
1度大きく削ってしまうと、次に再発したときにはさらに病変は大きくなります。ですから、もし虫歯になってしまったときは、まずは病変を正確に診断して、できるだけ歯を削らずに最小限の治療で済ます必要があります。
当院では、10年後、20年後に歯がどのように変化していくかを考え、できるだけ歯を減らすことがないよう考えて治療を行っています。
5.根管治療へのこだわり
根管治療とは、その根管の中の痛んでいる神経を取ったり、または、以前に神経を取った歯にバイ菌が入って炎症を起こしたりした場合に、その感染した根管を清掃、消毒した後、再感染しないように、その管をセメントで詰める治療です。
根管は形が複雑で、特に臼歯の治療には精度と根気が必要です。
その根管治療を少しでも確実に、苦痛少なく行うために、当院では次の7つのこだわりをもって治療に取り組んでいます。
1. 根管治療時の麻酔の使用
2. 隔壁(かくへき)の作製、ラバーダム、クランプなどの使用
3. 手巻きの脱脂綿(ブローチ綿栓)を廃止し、すべて滅菌済みのペーパーポイントの使用
4. 根管バキュームの使用
5. 根管貼薬剤としてのホルモクレゾール(ホルマリン製剤)使用の廃止と水酸化カルシウムの使用
6. マイクロスコープ、ルーペの使用
7. 根管治療専用室(マイクロスコープ室)の設置
6.精密治療へのこだわり
歯科治療では、さまざまな場面でミクロン単位の精度が要求されています。
当院では、その要求される高い診療精度に対応するため、マイクロスコープ(手術用顕微鏡)や高倍率ルーペ(拡大鏡)を、通常の診療に用いています。
たとえば、小さな虫歯の発見や、歯のひび割れの発見、あるいは虫歯を最小限に削って治療する時、また詰め物を段差がないように調整したり、研磨をしたりする時、さらに歯をかぶせる時にスキマが開かないように仕上げ削りをする時など、歯科治療の様々な場面で、高倍率に拡大する事で、より精度の高い治療が行えます。
7.リラックスできる環境へのこだわり
当院は、患者様ができるだけリラックスして治療を受けられるよう考えております。
院内BGMとして、常にピアノ曲やクラシック、オルゴールなどのヒーリング音楽を流しております。
また特診室やマイクロスコープ室などの個室では大型液晶画面にYoutubeなどの環境BGVを流しています。
また、随所に絵画などを飾り、少しでも心が和むよう考えております。